チアーパック入り半固形栄養剤と専用コネクター

(CP-PEGコネクター)を用いた新しい胃瘻栄養管理

国立がんセンター東病院

武藤 学

胃瘻の栄養管理の主流である流動栄養剤では、

等の問題があります。

また、胃瘻からの栄養管理の3大トラブル(漏れ・下痢・嘔吐)に対し、流動栄養剤の>固形化が推奨されていますが、

等の問題があります。

チアーパック入り半固形栄養剤(例:テルミールソフト、テルモ社製)は既製品として存在する優れた製品ですがこれまで胃瘻からの注入に対しては適切なコネクターがなかったため普及しにくかった。
200kcal /125g

チアーパック入りゼリー状栄養剤(例)

160kcal / 180g 200kcal / 212g 180kcal / 180g

“CP-PEGコネクター”

(特許出願中)

チアーパック入り半固形栄養剤“CP-PEGコネクター胃瘻feeding tubeの接続

チアーパック入り半固形栄養剤

“CP-PEGコネクター

胃瘻feeding tube

の接続

CP-PEGコネクターとチアーパック入り半固形栄養剤を用いた胃瘻管理
  • ◆ 注入の場所を選ばない。
  • ◆ 胃内に停滞するため注入時間が短時間で済む(5~10分)。
  • ◆ わき漏れが少ない。
  • ◆ 自分でも注入可能。
  • ◆ 途中で注入をやめても栄養剤に栓をすれば再利用可能。
  • ◆ 下痢が少ない。

などの多数のメリットを生みます。

CP-PEGコネクターを用いたチアーパック入り半固形栄養剤の注入
CP-PEGコネクターとチアーパック入り半固形栄養剤を用いた新しい胃瘻管理での注意点

参考:テルミールソフトM 125g / 200kcal